bunbunの記 ① ほとんど木曜のクラブのこと

毎週木曜の夕方から自由参加のクラブをやっています。(「bunbunの日記」は毎日書いています。右欄の「リンク」からどうぞ)

いつものクラブといつもと違うクラブ

1月21日(木) 

 

今回もまた、バスケットボールのリングの上の1ヶ所だけ照明をつけて、30分ほど一人でドリブルやシュートの練習をする。

 

年が明けてこれで3回続いての参加者なし。

 

(ちなみに、来る予定だった高3の某君から、用事ができて行けなくなったと直前に連絡があった)

 

まあ、参加者が高校生だけになってからのこのクラブは、自分自身の練習の場にもなっているわけで、誰も来なくても無駄足にはならない。

 

30分が過ぎたら体育館を閉めることにしているのだけど、一人っきりだとその時間が来るまでに飽きてしまう。

 

それなのに、別のことをしている人たちが同じ空間にいるだけで、同じ練習が2時間でも飽きずに続けられる。

 

いつものクラブと、いつもと違う一人っきりと、両方を体験してみるとその違いが実感できて興味深いのではあるが、そろそろいつもに戻ってもらいたいものではある。

 

(世界的な別の事柄も同じく)

 

 

 

一人で考えたこと

1月14日(木) 

 

高3は、大学入学共通テストを2日後に控え、またその共通テストを受けない者たちが対象と思われる(このクラブに来ているのは皆こちらの方なのだろう)卒業試験が今日から来週の月曜日まで行われる。

 

体育館の外は、1週間に亘る強い寒気が過ぎ去ったばかりで除雪された道路以外はどこもかしこも雪に覆われている。

 

自由参加のクラブなので、体育館で待っていても誰も来ないことが年に数回はある。

 

たまにそんな日があってもその翌週からは参加があるということを何十回と体験してきたのだけど、誰も来ないときにこのままクラブが終わってしまうのではないかと不安な気持ちになるのは、何年経っても変わらなかった。

 

でも、最近はその不安感があまりない。

 

それは13年も続いたことによる安堵や、自分の年齢的なこととしての意欲の減退などによるものだろうと思っていた。

 

冒頭に書いたような状況なので参加がないのではと思い、今日は体育館の照明をバスケットボールのリングの上の1ヶ所だけにして、薄暗い中で一人でドリブルやシュートの練習をした。

 

そのときにふと「これからは一人でもやって行ける」と思った。そしてさらに考えた。

 

これまで参加者がないときに感じていた不安は、クラブの存続についてなのだけど、その裏には自分が認めてもらえない(否定される)ということに対する恐れのようなものがあったのではないか。

 

そしてその恐れは、自分が自分自身を認めていないことから生じるものなのではないか。

 

そう考えれば、最近に不安感があまりないのは、年数や年齢に起因するだけでなく、自由に参加する者たちにより継続されてきたこのクラブを長年体験することによって、自分の自分自身に対する思いが変化しているためなのかもしれない。

 

安心できる環境で育った子供は安心して自立できると言う。

 

子供たちを(大人たちも)受け入れる場を設けてきたのだけど、受け入れられていたのはその場を設けている自分でもあったのだ。

 

30分ほどしても誰も来ないので、照明を消して帰宅する。

 

来週は来るかなあ。

 

 

 

 

 

今日のクラブとこれからのクラブ

1月7日(木) 0人

 

今年初めてのクラブ。

 

外はマイナスの気温。

 

積雪はそう多くないが、ちょっと吹雪いたりしている。

 

高3は最後の学校での試験期間に入っているのだけど、それでなくてもこの天気では誰も来ない。

 

1人で30分ほど練習して、帰宅する。

 

感染が広まり始めて1年が経とうとしているのに新型コロナウィルスは治まるどころかますます猛威を振るっているし、クラブ参加者の主体である高校生の参加はこの数年間で比較すれば下降気味だし、自分は春には還暦を迎えるし、今年はどんな一年になるのだろうか・・・。

 

 

 

クリスマスイブのクラブ

12月24日(木) 高3:1人

 

 

30分経過。誰も来ない。体育館の照明を消して靴を履き替えるときに携帯電話が鳴った・・・ 

 

照明を消すときには、昔のことを思い出していた。

 

あの日は小学校の卒業式があって、このクラブの日でもあった。

 

卒業するのは小2のころからクラブに来ていた子供たちであり、夕方からはお祝い会が行われることも知っていた。

 

体育館を開けて30分が過ぎても誰も来ないので照明を消そうとしたそのときに入り口の方から声がした。

 

「おっちゃん来たよ」

 

その男の子に続いて体育館に入って来たのは10人ばかりのいつもクラブに来ている卒業生たちとその弟たちが数人。

 

お祝い会の最中に子供たちが「これが終わったらクラブへ行こう」と話していたと、ある保護者から聞いたのは後日のことだった。

 

あの子供たちも、今は高校3年生・・・ 

 

「近くまで来たら明りがついてなくて、クラブやってないのかと思って電話したんですよ」

 

高1のときからクラブに来ている寮生で高3のTくんが、体育館に入るなり言う。

 

「たぶん今日が最後ですからね。年が明けたらテスト期間になって、それが終わったら卒業式まで自由登校で、自分は(郷里へ)帰って自動車学校へ行きますから」 

 

「ほかにもだれか来るの」

 

「いや来ませんね」

 

それから1時間ばかり、それぞれ別々にバスケの練習。

 

「そろそろ帰ろうかな」

 

「そうだね、帰ろうか」

 

お互いボールなど片付けて、モップがけは2人だけだからやらなくてもいいかと思っていたら、Tくんが倉庫から2つモップを持ち出したので、2人並んでモップがけをしながら、普段はしない昔話を少しする。

 

「このクラブを始めてもう13年になるんだけど、昔は小・中学生ばかりでね。(Tくんの高校での同級生の)Yくんたちは小2の頃から10人ぐらいでずっと来ていたりしてね・・・中学生は高校に入ると来なくなってたけど、君らの2級上の子たちは高校生になっても続けて来るようになってね・・・」

 

「そうですか、後輩たちにクラブをつなぐよう言っときます」

 

「ありがとう」

 

体育館の照明を消し、靴を履き替えるときに先に玄関を出ようとするTくんが振り返って言う。

 

「なんか、名残惜しいですね」

 

「そうだね。じゃあ、さようなら」

 

 

 

変革

12月17日(木) 中2:1人、高3:5人、計6人

 

高校生たちはバスケ。

 

自分も1人でバスケ。

 

このクラブを始めたのが13年前。

 

そのころは、教育を、社会を、変革するぐらいのことを思っていた。

 

(そのぐらいの気概がないと、1人でこんなことは始められない)

 

(まあ、何も変わらなかったけど)

 

それでも得られたことはあって、ひとつは子供たち(小中学生から高校生へと世代は変わっている)がこの13年間ずっと継承して来てくれたという事実。

 

そしてもうひとつは、自分が思いのままに練習ができる場ができているということ。しかもそこは自分1人の場ではないということ。

 

自分がもっともっと若い頃にこんな場があったらよかったのにとも思うのだけど、考えてみれば、自分が自分にとっての「こんな場」をつくったのでもある。

 

 

(1時間ぐらい過ぎたときに、昔なじみの中学生が1人でやって来ました)

 

 

 

ご縁のクラブ

12月10日(木) 高3:8人

 

この秋からの新参が6人で、それ以前からの常連が2人(地元1、寮生1)。

 

秋にあった社会人のバレーボール大会に参加するための練習の場としてこのクラブにやって来たらしい6人は、その大会後も続けていたいつものバレーボールではなくて、今日はバスケットボールを始めた。

 

そして彼らのいつものことなのだけど、1時間も経たない頃から1人、2人と帰宅し始めて、7時には「それ以前からの常連」の2人を除いて体育館からいなくなった。

 

それからの30分は、常連の2人と私とで、同じリングでそれぞれ別々にバスケットボールのシュートを続けて、そして帰宅した。

 

・・・ただそれだけのご縁のクラブ。

 

 

 

11月26日と12月3日のクラブ

11月26日(木) 参加者なし

 

高校は期末試験の真っ最中なので、参加者がないのは予定通り。

 

30分ほど1人でバスケの練習をして帰宅する。

 

 

12月3日(木) 高2:2人、高3:8人、大人:1人、計11人

 

 

高3の顔と名前が未だに一致しない。

 

その理由のひとつは、今回の高3の8人を見ても、入学当初から来ているのは1人だけで、あとの7人はこの秋からの新顔ということ。

 

例年であれば、何人もの常連のなかに部活引退後の数名が加わるのだけど、今年はそれが逆で、わずかな常連の中に何人もの新顔が加わっている。

 

そしてなによりも、これまでそれぞれに名前を聞いて参加者のメモをとっていたのが、コロナの関係で所定の用紙に各自記名してもらうことになって、名前と顔とを一致させる機会がないことが大きい。

 

(以上、状況の記録として)

 

最初に来たのは高3たちで、今回はいつものバレーボールではなくて、体育館の半分でバスケットボールを始めた。

 

もう半分のコートでは、1年と半年前に高校を卒業して地元で働いているSくんがバスケのシュートをしている。

 

そして遅れた来たのは、部活を終えた後(と思われる)いつものバドミントン部の高2の2人。

 

今年の高3は、寮生よりも地元の子の方が(たぶん)多かったりして迎えの関係とかあるのではないかと思うし、寮の方はコロナ対策で生活時間が以前とは違ったりすることが関係しているのではないかと思うのだけど、誰もが早い時間に帰って行く。

 

6時開始のクラブで、7時前と7時過ぎに数人、そして7時半には高3の全員がいなくなり、社会人のSくんも帰宅して、残ったのはいつもの高2の2人。

 

その2人がバドミントンの練習をしている隣のコートで、私は1人、バスケの練習を続けた。

 

8時まで。